方程式を解けと命令されてもイラッとしないで
【問題】次の方程式を解け。
7+x=10
中学1年で方程式を習うときに最初に出てくる問題ですよね。
「方程式を解け」ってエラそうに命令すんなよ!
中学生ならそう思うほうがフツーです。
「はーい、わかりました!」なんて素直なイエスマンになる必要はありません。
ただ、口に出してはいけません。
エラそうにと思いながら、サクッと解いてしまうのがスマートな返し方です。
「方程式を解け」とは
数学の問題のわからなさの一因となっているのが問題文に出てくる独特の用語や言い回しです。「方程式を解け」もそのひとつ。
何をどうしたら「解いた」ことになるのかがわからないとお手上げですよね。
「方程式を解け」とは、「x」にあてはまる数字を答えろという意味です。
上の例題の式は「7+x=10」となっています。
この「方程式を解け」というのは、「x」にあてはまる数字を答えろと同じ意味。小学生にもわかる言い方に変えると、「7に何を足したら10になりますか?」となります。
中学生になると、小学校の頃のようにやさしく言ってもらえなくなり、「方程式を解け」と命令されるようになってしまうのです。これも算数と数学の違いのひとつです。
「方程式の解」ってナニ?
もうひとつ、中学校に入ると出てくる言葉が「解」です。
「解」なんて日常生活では使わない言葉ですよね。
これは小学校風に言うと「答え」のこと。「方程式の解」と記載されているときは「方程式の答え(xにあてはまる数字)」を求めよという意味です。
わざとわかりにくくしているように感じるかもしれませんが慣れてしまえば大丈夫。言葉に惑わされて複雑に考えすぎないようにしましょう。
【問題の答え】
x=3
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