一次方程式の解き方を解説(中学1年数学)

かっこつけてるヤツに惑わされない方程式の解き方

カッコつけてるヤツってめんどくさいですよね。
自意識過剰というかなんというか。

 

方程式にもそんな「カッコつけ」がいます。
ややこしいヤツですが根は単純なので、むずかしく考えないようにしましょう。

 

【問題】次の方程式を解け。

 

5(x−2)=2(5+x)+1

 

カッコがついてる方程式の解き方

カッコがついてる方程式はカッコを外して計算すればOK。
最初にカッコを外してしまいましょう。

 

カッコの外にある項をカッコの中にあるそれぞれの項にかける。

これでカッコは外せます。

 

 

項ってなんだっけ?


言葉を覚えるのが苦手な人はカタチで覚えてしまいましょう。

 

例題の左辺(「=」の左側を見ると「5(x−2)」となっています。
カッコの外にある数字「5」をカッコの中の「x」と「−2」にそれぞれかけます。

 

5×x−2×x=5x−10

これでカッコが外れました。

 

右辺「2(5+x)+1」も同じようにカッコを外します。

2×5+2×x+1=10+2x+1

 

ケアレスミスに注意

ここで注意!
最後の「+1」を忘れないようにしましょう。

 

カッコに関係ないもの(項)はそのまま残します。
カッコに気を取られていると忘れがちなので気をつけましょう。

 

カッコに入っていると勘違いして「2」をかけてしまっても間違い。
そのまま残す!がポイントです。

 

カッコを取った式は次の通り。

5x−10=10+2x+1

 

整理すると、

3x=21

 

答えはx=7となります。
カッコが外せればあとは計算するだけです。

 

ポイントはカッコに関係ない項(例題で言えば右辺の+1)を忘れないようにすることです。
ケアレスミスしがちなので気をつけてください。

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