方程式を解くときに一番多い間違い方はコレ
方程式を解くときにやってしまいがちな間違いがあります。
典型的なケアレスミスなので、常に注意しなければなりません。
例題で見てみましょう。
【問題】次の方程式を解け。
2x+4=16
サービス問題!と思って油断してるとやらかしてしまいます。
4+16=20だから「x」は10
やっちまったな!です。
パッと見で「+4」と「16」があると足してキリが良いので足したくなっちゃいますよね。
それがワナ(引っかけ)です。
基本中の基本の方程式の解き方(等式の性質)
方程式を勉強して最初に出て切るのが等式の性質です。
覚えていますか?
【等式の性質】
- A=B ならば A+C=B+C
- A=B ならば A−C=B−C
- A=B ならば A×C=B×C
- A=B ならば A÷C=B÷C
両辺(右辺と左辺)が等しければ、同じものを足したり、引いたりしても等しいという性質です(補足:右辺、左辺は「=」の右側、左側のこと)。
言い換えると、片方(右辺か左辺かどちらか一方)にだけ数字を足したり、引いたりしてしまうと、等式が成り立たなくなってしまうのです。
「等式が成り立たない」とは「=」ではないということです。
そうなってしまったら式を解くことはできませn。
等式の性質を利用して方程式を解くとは?
方程式は等式の性質を利用して解きます。
言葉だけで聞いてしまうとややこしく感じるかもしれませんがカンタンなこと。
例えば、右辺に「3」を足したら、【必ず】左辺にも「3」を足す。
右辺から「5」を引いたら、【必ず】左辺からも「5」を引く。
この【必ず】を忘れてしまうのが典型的なケアレスミスです。
例題で考えてみます。
2x+4=16
「+4」と「16」が見えて、「16+4=20」とやってしまいたくなりますが、右辺の「16」に「4」を足すなら、左辺にも「4」を足さなければなりません。
2x+4+4=16+4
⇒ 2x+8=20
これでは意味がないですよね。
左辺の「+4」を消すには「4」を引かなければなりません。
2x+4−4=16−4
⇒ 2x=12
ここまでくれば答えはカンタン。
x=6となります。
こんなこと間違えるはずがないと思うかもしれませんが、式が複雑になってくると、ついやってしまいがちなので気をつけましょう。
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